初詣、七五三などで神社に行く機会が多いものの、参拝の作法については意外と知らないものです。
拝殿前でお賽銭を入れてお祈りする、一般的な参拝の作法を解説します。
1鳥居~参道 気を引き締めてから、鳥居をくぐります
南海電車や阪堺電鉄の駅から住吉大社に向かうと、まず目に入るのが、大きな西大鳥居です。これを一の鳥居といい、神域の入り口を示します。
鳥居の前では軽く会釈をし、気持ちを引き締めてからくぐりましょう。鳥居から社殿にいたる参拝の道筋を参道といいます。
真ん中は神が歩かれるとされていますので、端を歩くことをお勧めします。
- ※反橋は見ためが美しいですが、実際に渡るときは傾斜が大きく注意が必要です。両端の欄干に手を添えてお渡り下さいますようお願いします。
2手水舎 身体や心を洗い清めます
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1
右手に柄杓(ひしゃく)を持ち、水を汲み、左手を洗います
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2
次に、左手に柄杓を持ちかえ、同じように右手を洗います
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3
口をすすぐときは、右手に柄杓を持ち、左手の手のひらに水を受けて口に運びます
注意:柄杓を直接口につけてはいけません -
4
両手で柄杓を垂直に立てて、柄の部分を洗い清めます
3拝殿(賽銭箱) 神への感謝として賽銭を入れます
賽銭は神への感謝をこめた捧げものであり、昔は稲穂を奉納したことから「初穂料」ともいいます。
賽銭を入れたあと、神前に進み姿勢を正します。
4拝礼(二拝二拍手一拝) 心を静かにして神に祈ります
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1
2度、深くお辞儀をします
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2
2回、拍手を打ちます
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3
心を込めて祈ります
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4
最後にもう一度、深くお辞儀をします